おしゃれの代償[さっさ]

今日は、ピンクの下着っぽいかわいい長いキャミソールをTシャツに重ね着して学校に来た。
学校に来てみたら、実験室のピペット当番だった。
ピペットを洗えば良いだけなのだが、ピペットの液体が汚かったのでそれも交換してみた。
以前は、ヨードを入れていたけれど、今は次亜塩素酸ソーダを入れている。

そうです。
次亜塩素酸ソーダ被りました。ザバっと。
このままではピンクのキャミソールが真っ白になってしまう!
と、あせって脱ぎました。
大丈夫です、下にTシャツ着ています。

実験室で誰にも見付からないように、こそこそお洗濯して、
いつもツナギが干されてて、つい首吊り死体に見えてしまう、公衆衛生の窓から見えるあの木に干しておきました。

新緑の鮮やかなミドリと対比になってピンクのキャミソールはとても美しかった。

夕方になり、陽も沈んできたので、キャミソールを回収しにいった。
トリにウンコされてた。

たとえ死にたくなっても、この木では首吊っちゃいけないね。

表題と結論が対応してないけれど、今日はもういい。

人工知能が細胞について思うもの

さて、今日も夜中です。
数日前、獣医学会に間に合わせるために、徹夜で実験仕込んでから、いろいろ狂ってきています。

その後、勉強会のスライド作りでまたしても徹夜。予演会後は実験。40時間くらい眠ってなかった気がします。

そして20時間ほど曝睡して、実験の待ち時間の今です。
ちゃんと実験計画を立ててれば、こんなことにはならないのです。

もういやです。自分がいやです。いろいろいやです。

さて、この待ち時間に論文を読めば良いのですが、つい、遊んでしまいました。

これで。
http://y.robinb.net/jp
考えたことを当ててくれる人工知能くんです。

ちょうど私は培養細胞を扱っていたところなので、細胞を思い浮かべました。
その結果、

>参りました・・・アナタの勝ちです

と言わしめてやった。はっはっ!

しかし、さすが人工知能だけあって、生意気です。頭でっかちです。
以下、聞いてもいないのに、教えてくれた人工知能くんの見解。


>アナタが思い浮かべたモノ・・・細胞
>それをわからないとして分類した。ワタシは生き物と思う。

う〜ん、生き物かも知れない。
でも、例えばだが、Hela細胞はHelaさんの一部だったが、それを生き物と言ってしまって良いのだろうか?
生きているものが「生き物」と考えるなら「生き物」だけれど。生きてはいる。でも・・・。
「生きているのか」と聞いてくれれば良かったのに。

>水辺に住んでますか?? アナタはわからないと答えた。ワタシはイイエと思う。

だって、培養液を水辺と捉えるかどうか迷ってんもん!
細胞用のインキュベーターには水が必要やし。
でも、ボトルの中に細胞は居るわけやし。

>すべりやすいですか?? アナタはわからないと答えた。ワタシはハイと思う。

え、付着系細胞が付着したら滑らへんし。
でも、培養用のボトルとかシャーレとかって特別な加工してあるってきいたことあるし。
コラーゲンコートとかせなあかんのもあるし。
なんですべるかどうかを聞きたがるのか、私はそっちの方が気になる。

>それは健康に良くないものですか?? アナタはときどきと答えた。ワタシはイイエと思う。

だって、たいがい癌細胞やん!

>それは危険なものですか?? アナタはときどきと答えた。ワタシはイイエと思う。

だって、癌細胞やん!

>それはジャングルに住んでいますか?? アナタはイイエと答えた。ワタシはハイと思う。

ジャングルなんかにいるもんか!
無菌室にいるんだよ。

>それって曲げることができますか?? アナタはわからないと答えた。ワタシはおそらく、そうと思う。

たぶん曲がると思うけどさー。
「曲げる」ていわれたら、自分が曲げなあかんのやろ?意図的にどうやって曲げんねん?

>より大きなものからできてるものですか?? アナタはわからないと答えた。ワタシはハイと思う。

生き物の一部、としては「ハイ」やけど、細胞小器官やら、分子やら考えたら「イイエ」やんかー。

>何かのセットのパーツですか?? アナタはイイエと答えた。ワタシはハイと思う。

細胞培養セット、があればそうやけど。ないし。ないと思うし。

>それって、平べったいものですか?? アナタはおそらく、そうと答えた。ワタシはイイエと思う。

リンパ球は丸いね。私が悪かった。
でも、平べったいのもいるもん!

>それは人を喜ばせるものですか?? アナタはときどきと答えた。ワタシはイイエと思う。

毎日ご機嫌を伺って、機嫌良さそうなら、私は嬉しい。
ま、人工知能には分からんやろうけど。

>人口の多い所に住んでいますか?? アナタはイイエと答えた。ワタシはハイと思う。

う〜ん、大学や実験施設がある程度人口の多いところにある場合が多い(ほんとうか?)から、これは人工知能くんのあたりかも。


細胞じゃなくて、「培養細胞」で答えを入力するべきだったかも。
次は、「ウイルス」を思い浮かべて、もう一回あ〜そぼ!

今日の授業

今日は、卒業生のKりのさんが講義に来られた。
会うたびきれいになっていかれますね〜。垂涎〜。

授業はネコの予防獣医学。
すごかった。

Kりのさん、かっこいい〜!
Kりのさんが学生の時の学会はマジですごかったんじゃないかと思いました。

今までの授業で、学生から質問は出なかったのですが、今日はたくさん質問が出ました。
しかも、答えづらい質問が多かった。そんなん知るかよ!、みたいな。
ネコに狂犬病注射は必要か、とか
腎臓疾患の処方食はドライフードよりウェットフードであるべきじゃないか、とか
じゃあドライフードを水で戻して与えたらだめなのか、でも嗜好性落ちますよね、とか。
(最後の質問なんて、自分で言って自分でつっこんでるし。)

でも、Kりのさんはちゃんと答えてらっしゃいました。
おもしろかったです。

担当の教官は、
「人間の食べた余りものをネコにやるなんてのは、最近ではそういう飼い主さんはいないの?」
と、例年と同じ質問をしていました。そろそろ新しい技を見せて欲しいです。

最後に、遅刻してすいませんでした。キャー!

感動[さっさ]

6年生になった。授業はもうほとんどない。登録だけして、一回授業に出てレポートみたいな授業が多い。のこり7単位。4単位は授業さえ開講されない。くだらん授業をだらだらやられるよりは良いが。

しかし、しかしです。思い出して欲しい、6(または7)年前を。
私達は期待に胸を膨らませて、「立派な」獣医師になるべくこの大学に来た。

さらに、授業一回で単位が出る授業3つを履修したら、一時間あたり8万5千円の授業ですよ?あなた。
フザケンナ、って思いませんこと?さらに、後期に授業がないことを考慮すると、17万円ですよ、あなた。一時間17万円て、ホストクラブに行っても使えない額でしょ!っていうか、先生は時給いくらになるんですか?17万円×40人?はー!!さらに授業料また値上がりするとかいってるんですよ?

だから私は、自分の興味に則して、面白そうな授業をとってみた。
フタを開けてみれば、毎週開講されており、出席が単位取得に必要だった。
べつにそれでよいのだが、ちょっと後悔した。

(本当は、授業情報が私まで回って来なかったのさ。ふん、留年は辛いね。)

しかし、しかしです。
今日の授業で、すごいかっこいい講師が来た。
遅刻してしまったのだが、遅刻してしまったことを即座に後悔するくらいのかっこ良さ。
やっぱ、大動物臨床はええな〜、と思った。

かっこええわ〜。

もう、雰囲気がちがうわ〜。

かっこええわ〜。

有意義な90分だった。

難をいえば、眼鏡と髪型と眉毛(きわめつけ!)が田村さんに似ていたこと。
ということは、大動物臨床に進んだ田村さんに今会ったら、田村さんのこともかっこいいと思うんかな?、と思うと、ちょっと自分がイヤになった。

追いコン

Public2005-03-06

博士課程を修了されるチャンランさん、6年生の田中さん、中満君、山口さんの追いコンが旬菜屋でありました。
2年前、ゴンボさん、黒崎さん、大林さん、工藤さん、三隅さんを御送りしたのと同じ場所です。
あの時は6年生がとても立派で、卒業なんて僕達にとっては遠い出来事に感じていたのですが、そんな4年生だった現6年生もついに卒業です。
時が経つのは早いものです。


今年卒業して公務員になる山口さんと天下の北大に進学する中満君は藤丸のシカにオイタをしていました。
そんな立派な6年生に涙した追いコンでした。

さっさ

ふと思い立って、実に2年ぶりにピアノを弾いた。

フィリピン前後、弾くような余裕がなかったのだ。

さんざんだった。

動かない(指が)、弾けない(曲が)、読めない(譜面が)。

「継続は力なり」

身に沁みた。

毎日、実験するぞ〜!(もうピアノはあきらめたらしい)

侵入者[さっさ]

Public2005-02-04


昨夜、家に帰ったら猫がいた。
白黒模様で、鼻の周囲にハナクソ模様のでっかい猫。
しかし、基調色は白。チビ*1ではなかった。

緊張を緩和するために、つい10分程前にダイイチで購入した安ワインを飲む。
予想に反して、高まる緊張。
うなり声をあげるチビとそれに応戦する、ずず汚れたハナクソ猫。
追いかけるチビと押し入れに逃げ込む、ハナクソ猫。

このハナクソは一体いつから家に居るのだろう?どっから入ってきたのだろう?
私が玄関の扉を開けた時に足元をすり抜けて入ったのではない。
なぜなら、チビが乗れない机の上のものが荒らされているから。

半狂乱になっているチビをなぐさめるため、半額刺身を一枚分けてやる。
ワインを飲み進めながら、チビをひざに乗せていたら、なんか、そういうのもアリかな、っていう気がしてきた。あんまりカワイクない猫やけど、居たいなら居れば?、みたいな。外気温と変わらん家にどうもようこそ、みたいな。

ハナクソはベッドの下を定位置と定めたようだった。そのうち、ハナクソの存在を忘れて、チビはのんびりだらりとストーブの前に寝転び、私はその横でワイン片手に本を楽しむ。

チビと同衾して夜を過ごすと、ハナクソは消えていた。居間から玄関へと続く引き戸が猫一匹分開いていた。玄関の床には猫一匹分の穴。「雪がふるまえに直すよ〜。」と大工さんが言っていたのを思い出した。

*1:最近同棲しているオス