新居

 フィリピンから帰ってきて2週間、やっとこさ自分の家をもちました。2週間以上も友達の部屋に居候していた非常識具合はさておき(Nattyuありがとう)、これから嬉し恥ずかし一人暮らしです。わくわく。留学前の5年間は高級マンションに住んでいたのですが、フィリピンでの寮生活を体験して自信がついた(いろんな意味で)ので、思いきって一軒家を借りてみました。庭付き一戸建てです。
 せっせと家を掃除して、かつてのクラスメート(内科O田君、微生物W辺君、原虫H柴君&H宮君ありがとう)に引っ越しを手伝ってもらって畳を入れ替えたり、家具を入れたりしました。畳をあげた床下には昭和42年の新聞が敷かれていました。また、引っ越しの途中、玄関の扉の下部が抜け落ちました。
 ともあれ、引っ越しは終了し荷ほどきもそこそこに、大阪から友人が来ていたこともあり、新居で焼肉パーティーを催しました。野菜を切って、焼肉のタレを手作りし、準備も整ったところでホットプレートを温めました。近所の家は電気がついているのに、私の家だけ停電しました。ブレーカーに違いない。
 しかし、ブレーカーは落ちておらず、ブレーカー付属の説明書きを読んだところ、「再三本器がうんたらかんたら」。「さいさんぼんき」ってなんやろ、と思ったら、「再三、本器が」やった。これは日本語ではない。
 仕方なく、居候していた友人宅に舞い戻り焼肉をする。そして唯一作った焼き肉のタレを持って行き忘れる。夜中に家に帰ったら、電気は復旧しているわけもなく、フィリピンから持って帰って来たろうそくを片手に洗顔、歯磨き、着替え、トイレ。水道は蛇口が壊れているらしく、水量の調節ができず、常に全開です。飛び散る水滴、青春だ〜。
 電気はヒューズがとんでいました。ヒューズってブレーカーより先に機能するものなのですね。知りませんでした。あはは〜。そして今日はガスの契約をしようとしました。古すぎてメーターとその周りの配管を替えないといけないそうです。それは業者持ちなのでよいのですが、湯沸かし器をつけるなら家の内部の配管も替えねばならず、4万6千円くらいかかるそうです。払えねー。地道に湯を沸かそう。そして、今日は蛇口の部品を取り寄せるために蛇口を業者さんが持って行きました。水道も使えません。バケツに汲んだ水で凌ぐことにしました。
 ろうそくといい、バケツで水生活といい、かつての私なら耐えれなかったと思います。フィリピン行っててほんと良かった〜(何かがアヤマチ)。