感動[さっさ]

6年生になった。授業はもうほとんどない。登録だけして、一回授業に出てレポートみたいな授業が多い。のこり7単位。4単位は授業さえ開講されない。くだらん授業をだらだらやられるよりは良いが。

しかし、しかしです。思い出して欲しい、6(または7)年前を。
私達は期待に胸を膨らませて、「立派な」獣医師になるべくこの大学に来た。

さらに、授業一回で単位が出る授業3つを履修したら、一時間あたり8万5千円の授業ですよ?あなた。
フザケンナ、って思いませんこと?さらに、後期に授業がないことを考慮すると、17万円ですよ、あなた。一時間17万円て、ホストクラブに行っても使えない額でしょ!っていうか、先生は時給いくらになるんですか?17万円×40人?はー!!さらに授業料また値上がりするとかいってるんですよ?

だから私は、自分の興味に則して、面白そうな授業をとってみた。
フタを開けてみれば、毎週開講されており、出席が単位取得に必要だった。
べつにそれでよいのだが、ちょっと後悔した。

(本当は、授業情報が私まで回って来なかったのさ。ふん、留年は辛いね。)

しかし、しかしです。
今日の授業で、すごいかっこいい講師が来た。
遅刻してしまったのだが、遅刻してしまったことを即座に後悔するくらいのかっこ良さ。
やっぱ、大動物臨床はええな〜、と思った。

かっこええわ〜。

もう、雰囲気がちがうわ〜。

かっこええわ〜。

有意義な90分だった。

難をいえば、眼鏡と髪型と眉毛(きわめつけ!)が田村さんに似ていたこと。
ということは、大動物臨床に進んだ田村さんに今会ったら、田村さんのこともかっこいいと思うんかな?、と思うと、ちょっと自分がイヤになった。